GS400のキャブ バラし方 

GS400のキャブレターをOHする機会がありましたので

僕のバラし方を紹介できたらと思います。

と言っても順番もクソもないので皆さんほとんど一緒だとは思いますが

キャブ触ってみたいなって方には役に立てるかもしれません。

とても長くなりますが画像付きでいきます!

まずは用意するもの

・10mmレンチ  ・17mmレンチ 

・プラスドライバー2種類 ・マイナスドライバー2種類 

・デジタルノギス(組付に必要) 

このくらいあればバラすことはできます。

車体からキャブを外せない方は少し難易度が高いかもしれませんので

プロの方にお願いした方が良いかもしれません。

今回バラすのはこのキャブレターです。

キャブを逆さにしてフロートチャンバーを外しましょう ボルト計8本

これがフロートチャンバー

ボディからフロートピンを抜きます 細い棒で押してあげると簡単 
※初めてバラす方はこの時に油面を計測しておくと良いかもしれません。
※フロートの上部からボディまでを計測します

ピンを抜くとフロートが外れます

水に浮かぶ? 沈めたときに気泡が出てくる? これは割れの確認です 
割れてるとオーバーフローの原因になります

フロートバルブを抜きましょう 先端部分を傷つけないように

画像のように押してみてスプリングが効いているかの確認をしましょう。
スプリングがヘタレているとオーバーフローの原因になります

先端の摩耗具合を確認しましょう。
こちらも摩耗しているとオーバーフローの原因になります

次はホルダーを外します 10mm

外れました。フィルターが付いていませんがこちらがホルダーです。キャブをネットで購入するとどうしてもこのようにいろいろな箇所に問題があります。1台分のキャブを組むのにキャブ丸々3セット買いました・・・このキャブのボディはネジ穴のほとんどが変な風に挿入されてるヘリサートでした。。。運が悪いなー

外れたものがこちら 本来はフィルターが付いてます。

フロートチャンバーからスロージェットを外します マイナスドライバー小さめ

このように外れます。

外れたものがこちら

フロートチャンバーのドレンを外します 17mm

外すとメインジェットが見えます

メインジェットを外します マイナスドライバー

外れたものがこちら

次はカバーとブラケットを外しましょう ボルト計8本 ボルトを緩めるとスプリングが飛び出すことがあるので
注意しながら手で押さえつつ緩めていきましょう プラスドライバー2種

こんな感じでスプリングが飛び出ます。

スプリングを外して2つのスプリングの長さを確認しましょう。さすがにヘタレてたり2つの長さが極端に違っていたら交換した方が良いかも。 ショップさんで販売されてます

ダイヤフラムを抜きましょう ジェットニードルとウキを失くさないように

こんな感じでダイヤフラムの中に入っています

ゴムのヘタレ、破れの確認をしましょう 硬化してるゴムは煮ると良いらしいですよ

ニードルガイドを抜きましょう 固くて取れないとき、僕は周辺を温めちゃいます。 これはOリングが裂けてますね

外れたものがこちら

見づらいですがボディ両脇にエアスクリューがあるので外します。 この時に一度締めこんで、何回転回ったところでキツくなるかをチェックしておくと、後々組む時に楽だと思います。組む時も同じように締めこんでから緩めます。

外れたものがこちら 初期キャブと中期キャブでは若干違いがあるので注意

あとは目につく穴全てにエンジンコンディショナーをぶち込んで、汚れの除去と詰まりの解消をしましょう。

簡単なキャブレターの清掃程度であればバラしはこの辺で大丈夫だと思います。

あとは交換するパーツや再利用するパーツを選定して実践あるのみです。

再利用するジェット類もエンジンコンディショナーで清掃忘れずに。

組付けはバラしの逆手順で組んでいくだけです。組付け方についても後日アップします。

面倒なのは油面調整だけかな★

さて

ここからは

『全バラしてフルOHだぜ!!』

という方々用になります。

必要工具が増えますので準備を!!

・六角レンチ(場合によっては) ・12mmレンチ

・同調を取るためのバキュームゲージ(同調なんかやらんという方は不要)

めちゃくちゃ長くなってしまったのでこの辺にしてまた次回!

コメントとか頂けると大変うれしいです!!

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